1-877からの電話に出てしまっても、日本国内での着信自体に高額請求が発生する可能性は一般的に低いです。ただし、この番号帯は詐欺グループに悪用されるケースが警察庁・国民生活センターから公式に注意喚起されており、折り返しや個人情報の伝達には注意が必要です。この記事では、1-877の正体と、出てしまった場合に本当にすべきことを整理しました。
- ✓1-877が何の番号で、なぜ日本の携帯に着信するのか
- ✓出てしまった場合に料金が発生するかどうかの実際
- ✓折り返し・個人情報を伝えた場合の具体的な対処法
1-877とは?北米のフリーダイヤル番号の正体
「+1」はアメリカ・カナダの国番号です(総務省「電話番号に関するQ&A」)。続く「877」は北米で使われるトールフリー(着信側に料金がかからない)番号帯の一つで、日本の「0120」に近い仕組みです。つまり1-877という番号帯そのものは、本来は正規の企業や公的機関も使う番号です。
なぜ日本の携帯に1-877から着信が来るのか
ヒントン番号偽装(スプーフィング)という手口
実際の発信地とは異なる番号を表示させる「発信者番号偽装」が、国際電話詐欺の主要な手口として使われています。警察庁によると、令和7年中に特殊詐欺に利用された電話番号のうち約75.5%が国際電話番号でした(警察庁「みんなでとめよう!!国際電話詐欺」)。
実際に多い手口
NTTファイナンスなど大手通信関連会社の名称をかたり、自動音声で未納料金を請求する詐欺が全国で確認されています(NTTファイナンス公式「架空料金請求詐欺にご注意ください」)。「1番を押してください」といった操作誘導は、応答する生きた回線かどうかを確認するための典型的な入口とされています。
狙いは「かけ直させる」こと。着信自体より折り返しが本当のリスク
出てしまったら本当に危険?料金とリスクの実際
執筆時点(2026年7月)で確認したところ、日本国内でこの種の着信を受けるだけであれば、通話料が発生する可能性は一般的に高くないとされています。一方で、国民生活センターは心当たりのない国際電話には出ない、折り返さないことを明確に呼びかけています(国民生活センター「海外からの知らない国際電話が増えています」)。
出てしまった場合に注意すべきなのは次の3点です。
– 折り返し電話をかける
– 自動音声の案内に従って番号を押す
– 名前・生年月日・カード情報などを口頭で伝える
※料金や被害の有無は通信会社・状況により異なります。不安な場合は契約中の通信会社に直接確認してください。
出てしまった後にすべきこと・してはいけないこと
何も話していない・無言だった場合
着信履歴から対象番号を着信拒否・迷惑電話登録すれば基本的に問題ありません。同じ番号帯から繰り返す場合は、固定電話なら国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)への利用休止申請が有効です(国民生活センター 同上)。
名前や生年月日を伝えてしまった場合
すぐに深刻な被害に直結するとは限りませんが、日時・番号・話した内容はメモしておきましょう。
カード番号や認証コードを伝えてしまった場合
直ちにカード会社・金融機関へ連絡し、パスワード変更や二段階認証の見直しを行ってください。不安な場合は消費者ホットライン「188」、被害の可能性がある場合は警察相談専用電話「#9110」に相談できます(警察庁 同上)。
1-877に関するよくある質問
留守電にメッセージが残っていた場合は?
公式な用件であれば、企業名や具体的な要件が残されているのが一般的です。曖昧な内容や急かす文言のみの場合は無視して問題ありません。
SMSも届いた場合は?
本文中のリンクは開かないでください。未納・本人確認を装い偽サイトに誘導する手口が報告されています。心配な場合は公式サイトやアプリのログイン後画面から直接確認しましょう。
関連する質問
+1 電話番号 出 たら どうなる?
+1の電話番号に出ても、日本国内で高額請求が発生する可能性は低いですが、詐欺のリスクがあります。折り返しや個人情報を伝えることは避けるべきです。
「+1877」で始まる番号は?
+1877は北米のトールフリー番号で、着信側に料金がかからない仕組みです。ただし、詐欺グループに悪用されることがあるため注意が必要です。
電話に出ると「+1」と何の意味がある?
「+1」はアメリカ・カナダの国番号です。この番号は正規の企業が使用することもありますが、詐欺の手口としても利用されることがあるため警戒が必要です。
まとめ
1-877自体は北米の正規トールフリー番号帯ですが、番号偽装によって詐欺に悪用されるケースが警察庁・国民生活センターから公式に注意喚起されています。出てしまっても慌てず、折り返さない・個人情報を伝えないことが最も重要です。今後変更があれば更新します。








